S16お疲れ様でした!yomaです。
最終25位と個人的に満足のいく結果を残すことができたため、記事に残したいと思います。
ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです!
- 〈使用構築〉
- 〈構築経緯〉
- ①構築のベースを決める。
- ②使用感を確かめる
- ③自分なりにアレンジする
- 〈コンセプト〉
- 〈個体紹介〉 ※採用順に紹介
- 〈選出パターン〉
- 〈きついポケモン・並び・要素〉
- 〈おわりに〉
- 〈Special Thanks〉
〈使用構築〉
TN : yoma 最高最終2162 (25位)
〈構築経緯〉
①構築のベースを決める。
前期の上位の構築記事で自分が使えそうな構築を探していたところ、S15で最終27位のすーけんさんの構築が流行りのママングライと好きなポケモンのイーユイラッシャが採用されており楽しそうだと感じたのでこちらをベースに構築を考える事にした。
原案の記事の詳細は以下を参照。
(今回は原案+αのところだけの説明です。原案の構築の強みなどを知りたい方はまずこちらを読んでみてください!)
②使用感を確かめる
※パオとイーユイの型を原案から少しいじっています。上記レンタルはないです。
上記の構築を使用してみた感想として、強かった点と改善したい点は以下の通り。
〈強かった点〉
① 受けを選出で見せた上でのスカーフイーユイ、鋼テラス竜舞アンコカイリューが強い。
② 初手襷パオも相手の崩し枠に強く出れる為感触としては良い。並び上鉢巻に見えそうなので認識をずらせる点でも強い。
③後攻クイタン→グライor攻め駒へ繋ぐ動きが強い。
④グライオンの身代わり守るで詰める動きは攻め駒で崩せない時や、TODの勝ち筋を残せるため構築に欲しい。
〈改善したい点〉
①水ウーラ、水ポン、アシレーヌなど水に耐性があり、受けを起点にするようなポケモンがいる場合、受け選出(ママングライラッシャ)が出来ない。そもそも攻め3のコマもそこまで相性有利な訳ではないので純粋にきつい。
②ラッシャの呪いで積ませる動きは確かに強いが相手に挑発アンコールがあると止まってしまう。また、役割対象のはずのパオジアンには絶対零度、カイリューはアンコール、水ウーラも挑発持ちがいたり、蜻蛉返りからの高火力特殊アタッカーに繋がれたり、そこまで有利では無い。
③練度が足りてないだけかと思うが、ママンボウは水ウーラに起点にされるし、パオに零度で飛ばされるし、あまり上手く使えない。
③自分なりにアレンジする
上記の強かった点を構築に残し、改善したい点を満たすようにアレンジする事で、自分が使いやすい構築に出来ると考えた。
よって、使用感の良かったカイリュー、イーユイ、パオジアン、グライオンはほぼ原案のまま採用。また、〈改善したい点〉にあるように、ヘイラッシャとママンボウの使用感がイマイチだったのでこれらの枠を変更することにした。(原案のコンセプト崩壊してるけどしょうがない、、)
そこで、〈改善したい点〉①の構築単位で苦手だった水ポン、水ウーラ、アシレーヌ等に対して安定感があり、イーユイとの相性補完にも優れているHB脱出パックモロバレルを採用。
また、〈改善したい点〉②③を解決する構築のラストピースとして
・ママンボウ同様、対面操作技が出来る。
・ウーラオスとパオジアンに強い。
・積み技や身代わり等の搦手にも解答を持つ事ができる。
の3つの素晴らしい要素を持つHBオボンアシレーヌを採用して構築が完成した。
〈コンセプト〉
・「攻め」を強く活かすための「受け」
・序盤は安定行動をしつつ、アンコールで起点を作って一気に全抜きを狙う。
〈個体紹介〉 ※採用順に紹介
カイリュー@イカサマダイス
性格:意地っ張り
特性:マルチスケイル
テラスタイプ:鋼
技構成:スケイルショット/地震/竜の舞/アンコール
167(4)-204(252+)-115-×-120-132(252)
調整意図:A特化。ミラーや遅いラオス意識で準速。
個人的最強のカイリューであり、本構築のエース。
自身のアンコールで起点を作ることもできながら、竜の舞でエースにもなれるという破格の性能をしていた。
攻撃技は最強技スケイルショットと技範囲を意識して地震。地震とアイへは選択だけど全抜き性能を高めるなら地震一択だと思う。
基本的には後発から展開し、アシレのアンコールや有利対面で出して竜の舞を積んで裏まで貫いていく。初手出しは1回もしたことないけど多分強いのでそれでもいい。
ちなみにシーズン最終戦はドーブルバトンとの再戦で、回避率6段階アップのラティアスに最速起きでスケイルショットを当てる最高の働きをしてくれた。
やっぱり君は最強だった。
(選出率1位)
イーユイ@拘りスカーフ
性格:控えめ
特性:災いの珠
テラスタイプ:炎
技構成:オーバーヒート/火炎放射/悪の波動/サイコキネシス
131(4)-×-100-205(252+)-140-152(252)
調整意図:火力意識のC特化。ミラーを考慮し準速、余りH。
今期の勝ち馬。アシレのクイタンで襷を削って、上から相手を1匹葬るみたいな動きをよくしていた。パオの先制技両半減なのも偉い。
アンコールで技を縛ったブエナカミを引かせた後に上から処理できたり、テラスオバヒで大体のガチグマはワンパンしたり。
また流行っていた鋼テラススケショカイリューに対しても、テラスを切らせればS+1でも上から(非テラス)オーバーヒートでマルスケ貫通の確定一発。強すぎ。
技構成は最大打点のオーバーヒートと拘り想定で打つ火炎放射と悪の波動で完結している。あと1枠はサイコキネシスにしているけど、打つ機会が本当になかったから鬼火でも噴煙でも何でもいいと思う。
※Aの個体値「最高」だけど許して。
(選出率3位)
パオジアン@気合いの襷
性格:陽気
特性:災いの剣
テラスタイプ:霊
技構成:氷柱落とし/不意打ち/聖なる剣/絶対零度
155-172(252)-101(4)-×-85-205(252+)
調整意図:ミラー意識の最速AS。
理不尽ポケモン。
どんなに不利展開でもつらら怯みと絶対零度で勝ち筋を残せるのが強すぎた。
基本的には岩ポンやオオニューラなど、イーユイもアシレも初手に出しにくい時やブリランドアシレのようなサイクルに対し初手投げしたりする。
技構成はテンプレの氷柱落とし、ミラー意識の聖剣、高火力先制技の不意打ちまでは確定。ラストの絶対零度はサイコファングとの選択だが、ミラー意識で最速で採用したかったのと、受けサイクルを破壊しやすくするために絶対零度での採用。
念の為補足だけど、絶対零度は以下の3パターンの時にしか打ちません。
①順当にプレイしたらこちらの勝ち筋が0の時
②相手が高耐久低火力で試行回数が稼げる時
③有利対面で引きが見える時
最終日70位から潜って1500位の方に初手アシレ対パオで絶対零度打たれたけど、別の捉え方をすると7割で試合を捨てているから、「それは違うんだよなぁ」って思ったりした。まぁ零度使いは同じなので大層なことは言えないんですけどね。
最終日は窮地の場面で2回打って2回とも零度を当ててくれたから、本当に強くてカッコよかった。
(選出率4位)
グライオン@毒毒玉
性格:陽気
特性:ポイズンヒール
テラスタイプ:鋼
技構成:守る/身代わり/毒毒/地震
177(212)-116(4)-155(76)-×-117(172)-133(44+)
調整意図:流用個体なので覚えてないけど、Sは準速カイリュー抜き。
本構築の威圧枠。選出機会は1番少なかったものの、受けサイクルやライコランド軸など刺さっているときにはとことん活躍してくれた。
数的有利をとれば、即勝ち筋にできるのが本当にすごい。受けサイクルにはパオで零度を当てて、身代わり守るでTODみたいな動きを何回かしたな。
1番上に配置していたからか、グライ意識の初手を投げられることが多く、「あまり試合には出してあげられてないけど良い働きしてんなぁ。」と心の中で褒めていた。
調整はボックスにあった個体なので原案のままではないがそこそこSを振っていたおかげで上から身代わり守るができたため、それはそれで良かったと思う。
(選出率6位)
モロバレル@脱出パック
性格:呑気
特性:再生力
テラスタイプ:炎
221(252)-×-134(252+)-105-101(4)-31(-)
調整意図:役割対象が物理が多いのでHB特化。最遅。
イーユイの最高の相方。
S12で結果を残した時も採用しており、何かしら愛着が湧くそんなポケモン。
アシレが出せない時のクッション枠として重宝し、胞子の一貫がある構築に対してはバレル+攻め駒2体で完封できたりと固有の性能を存分に発揮していた。
テラスタイプは炎ポンにも抗える炎。
今期もそこそこ強かった。
(選出率5位)
アシレーヌ@オボンの実
性格:図太い
特性:激流
テラスタイプ:毒
技構成:ムーンフォース/泡沫のアリア/アンコール/クイックターン
187(252)-84(-)-138(252+)-147(4)-136-65
調整意図:パオ、ウーラあたりを見て欲しいのでHB特化。
HB : A特化パオジアンの抜群テラバースト 乱数31.2%
HD : C特化ガチグマの無テラスブラッドムーン 最高乱数切り耐え
最後に入ってきた本構築のMVP。
①水ウーラオスとパオジアンに負荷をかけることができる
②アンコールによる起点回避・起点作成が出来る
以上2点がママンボウの完全上位互換であり、有限的にサイクルを回して、隙を見て試合を決めに行く自分のスタイルに合っていた。
具体例として、本構築初手にかなりの割合で出てきたブエナハバタクカミ(多分鉢巻パオとグライ意識)に対して、初手アンコールから入ることで電磁波を撃たれた場合は相手に引きを強要し、瞑想でもアンコール→クイックターン→カイリュー着地→竜の舞でかなりテンポを取ることができていたため、強かった。ムンフォ撃たれても→アンコール→クイックターン→テラス竜舞→地震で突破でAS+1の状態で数的有利はとれる。(硬いカミは初手に電磁波打つだろうから、大体地震で落ちる)
挑発を最初から撃たれたのは再戦の1回だけ。まぁチョッキとか考えたら普通はできないよね。
調整は元々特防が高いことから対物理への役割も失ってほしくないためHB特化。そのおかげで不意のテラバーストも大体一回は耐えて、何らかの仕事はしてくれた。
使ってみたらわかるけど、このポケモンスタン系の構築全員に大体強く出れるから初手投げが結構安定する。(炎ポンとエレビブリジュラスだけ嫌)
ママンボウ使いこなせない人は、代わりにアシレーヌ使ってみたら割といけるかもしれない。
(選出率2位)
〈選出パターン〉
相手の構築に応じて投げ分けていたのであくまで参考。
〈BIG6系統〉
〈ランドブリアシレ〉
初手:パオジアン 裏:バレル@1
〈カイリューカミイダイ系統〉
初手:パオジアン 裏:カイリュー、イーユイ
〈ランドアロキュウトドツキ〉
→アシレでオーロラベールやステロをアンコールしてムンフォ連打。トドツキに先に展開させない。構築単位できつめ。
〈ママングライ系統〉
〈キョジオーン系統〉
〈受け系統〉
初手:パオ 裏:アシレ、グライ(零度の一貫がある場合)
→零度を当ててグライTOD
初手:カイリュー 裏:アシレ、グライ(零度の一貫がない場合)
→カイリューとアシレのアンコールで技を縛って何とか1匹倒してからグライTOD
〈きついポケモン・並び・要素〉
・テツノツツミ
→個体数は多くないので切り気味。ブエナ型が特にきつい。テラスアンコールで誤魔化していた。
・キュウコン展開
→セットでトドロクツキや水ウーラなどがいて、イーユイも通しにくい。相手のステロやオーロラベールをアシレーヌのアンコールで縛ってムンフォ連打してトドロクツキやウーラオスに先に展開を取らせないようにする。炎ポンが積みアタッカーなら大分負け寄り。
・ステロ展開
→攻め駒3体がステロが痛いのでちょっと嫌寄り。相手がステロ撒いたターンとアンコールで縛ったターンでアドをとって逃げ切る。
・炎ポン・ガチグマ
→重くはないが、攻撃を受けるポケモンがいないので、不利対面ができないように対面で処理することを心がける。
〈おわりに〉
自分が結果残した構築って大体他の人の構築を真似してる。
S12のディンラッシャバレルイーユイ
S15のジャポブリ+欠伸ガチグマ(ブエナカミ)+イバンイダイトウ
S16はすーけんさんの構築
何が言いたいかというと、
「結果を求めるなら、強い方を真似するのが1番いいよ。」
ということ。これはプレイングに関しても構築に関しても。
よく「電磁波は使いたくない。」とか「〇〇の並びは宗教的に使いたくない」みたいな人を見かけるけど、それって「自分がされて嫌だからしたくない」からだと思っている。
でも勝てるようになるための行動は逆。「自分がされて嫌なことを相手にする」
最上位プレイヤーだって、電磁波とか零度は使ってるし変にプライドとか持つよりも、上手い人がした通りにするのが勝てる秘訣なんだと思う。
(上手い人がした通りにというのが重要。何も考えずにとは言っていない。)
まぁ、いつかは何か革命的な並びだったり強い動きを発見したいという欲はあるけど、それはまだ先かな。
ポケモン界隈ではまだまだ自分は新米だし、これからも上手い人の構築やプレイングを自身に取り入れていきたいと思ってる。
〈Special Thanks〉
・シーズン中盤、調子が悪かった時に構築相談や通話をしてくれたぶるーくん
・自覚のある色証カイリューをくれて、最終日共に戦ってくれたにしかわくん
・A0S0色モロバレルを貸してくださったみっとさん
・構築を参考にさせていただいたすーけんさん
・構築相談に乗ってくださったシグマさん
何か質問等があれば、X(@yoma_poke_21)までお願いします!