【S16 最終25位 (R2162) 】王と歌姫と厄災と

S16お疲れ様でした!yomaです。

最終25位と個人的に満足のいく結果を残すことができたため、記事に残したいと思います。

ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです!

 

〈使用構築〉

TN : yoma 最高最終2162 (25位) 

 

〈構築経緯〉

①構築のベースを決める。

前期の上位の構築記事で自分が使えそうな構築を探していたところ、S15で最終27位のすーけんさんの構築が流行りのママングライと好きなポケモンのイーユイラッシャが採用されており楽しそうだと感じたのでこちらをベースに構築を考える事にした。

参考にした並び

原案の記事の詳細は以下を参照。

(今回は原案+αのところだけの説明です。原案の構築の強みなどを知りたい方はまずこちらを読んでみてください!)

sukenbashipoke.hateblo.jp

 

②使用感を確かめる

※パオとイーユイの型を原案から少しいじっています。上記レンタルはないです。

 

上記の構築を使用してみた感想として、強かった点と改善したい点は以下の通り。

 

〈強かった点〉

① 受けを選出で見せた上でのスカーフイーユイ、鋼テラス竜舞アンコカイリューが強い。

② 初手襷パオも相手の崩し枠に強く出れる為感触としては良い。並び上鉢巻に見えそうなので認識をずらせる点でも強い。

③後攻クイタン→グライor攻め駒へ繋ぐ動きが強い。

グライオンの身代わり守るで詰める動きは攻め駒で崩せない時や、TODの勝ち筋を残せるため構築に欲しい。

 

〈改善したい点〉

①水ウーラ、水ポン、アシレーヌなど水に耐性があり、受けを起点にするようなポケモンがいる場合、受け選出(ママングライラッシャ)が出来ない。そもそも攻め3のコマもそこまで相性有利な訳ではないので純粋にきつい。

②ラッシャの呪いで積ませる動きは確かに強いが相手に挑発アンコールがあると止まってしまう。また、役割対象のはずのパオジアンには絶対零度カイリューはアンコール、水ウーラも挑発持ちがいたり、蜻蛉返りからの高火力特殊アタッカーに繋がれたり、そこまで有利では無い。

練度が足りてないだけかと思うが、ママンボウは水ウーラに起点にされるし、パオに零度で飛ばされるし、あまり上手く使えない。

 

③自分なりにアレンジする

上記の強かった点を構築に残し、改善したい点を満たすようにアレンジする事で、自分が使いやすい構築に出来ると考えた。

よって、使用感の良かったカイリュー、イーユイ、パオジアン、グライオンはほぼ原案のまま採用。また、〈改善したい点〉にあるように、ヘイラッシャとママンボウの使用感がイマイチだったのでこれらの枠を変更することにした。(原案のコンセプト崩壊してるけどしょうがない、、)

そこで、〈改善したい点〉①の構築単位で苦手だった水ポン、水ウーラ、アシレーヌ等に対して安定感があり、イーユイとの相性補完にも優れているHB脱出パックモロバレルを採用。

また、〈改善したい点〉②③を解決する構築のラストピースとして

ママンボウ同様、対面操作技が出来る。

・ウーラオスとパオジアンに強い。

・積み技や身代わり等の搦手にも解答を持つ事ができる。

の3つの素晴らしい要素を持つHBオボンアシレーヌを採用して構築が完成した。

完成形

〈コンセプト〉

・「攻め」を強く活かすための「受け」

・序盤は安定行動をしつつ、アンコールで起点を作って一気に全抜きを狙う。

・相手を崩せない時の勝ち筋(絶対零度TOD)を用意する。

 

〈個体紹介〉 ※採用順に紹介

カイリューイカサマダイス

性格:意地っ張り

特性:マルチスケイル

テラスタイプ:鋼

技構成:スケイルショット/地震/竜の舞/アンコール

167(4)-204(252+)-115-×-120-132(252)

調整意図:A特化。ミラーや遅いラオス意識で準速。

 

個人的最強のカイリューであり、本構築のエース。

自身のアンコールで起点を作ることもできながら、竜の舞でエースにもなれるという破格の性能をしていた。

攻撃技は最強技スケイルショットと技範囲を意識して地震地震とアイへは選択だけど全抜き性能を高めるなら地震一択だと思う。

基本的には後発から展開し、アシレのアンコールや有利対面で出して竜の舞を積んで裏まで貫いていく。初手出しは1回もしたことないけど多分強いのでそれでもいい。

ちなみにシーズン最終戦ドーブルバトンとの再戦で、回避率6段階アップのラティアスに最速起きでスケイルショットを当てる最高の働きをしてくれた。

やっぱり君は最強だった。

(選出率1位)

 

イーユイ@拘りスカーフ

性格:控えめ

特性:災いの珠

テラスタイプ:炎

技構成:オーバーヒート/火炎放射/悪の波動/サイコキネシス

131(4)-×-100-205(252+)-140-152(252)

調整意図:火力意識のC特化。ミラーを考慮し準速、余りH。

 

今期の勝ち馬。アシレのクイタンで襷を削って、上から相手を1匹葬るみたいな動きをよくしていた。パオの先制技両半減なのも偉い。

アンコールで技を縛ったブエナカミを引かせた後に上から処理できたり、テラスオバヒで大体のガチグマはワンパンしたり。

また流行っていた鋼テラススケショカイリューに対しても、テラスを切らせればS+1でも上から(非テラス)オーバーヒートでマルスケ貫通の確定一発。強すぎ。

技構成は最大打点のオーバーヒートと拘り想定で打つ火炎放射と悪の波動で完結している。あと1枠はサイコキネシスにしているけど、打つ機会が本当になかったから鬼火でも噴煙でも何でもいいと思う。

※Aの個体値「最高」だけど許して。

(選出率3位)

 

パオジアン@気合いの襷

性格:陽気

特性:災いの剣

テラスタイプ:霊

技構成:氷柱落とし/不意打ち/聖なる剣/絶対零度

155-172(252)-101(4)-×-85-205(252+)

調整意図:ミラー意識の最速AS。

 

理不尽ポケモン

どんなに不利展開でもつらら怯みと絶対零度で勝ち筋を残せるのが強すぎた。

基本的には岩ポンやオオニューラなど、イーユイもアシレも初手に出しにくい時やブリランドアシレのようなサイクルに対し初手投げしたりする。

技構成はテンプレの氷柱落とし、ミラー意識の聖剣、高火力先制技の不意打ちまでは確定。ラストの絶対零度サイコファングとの選択だが、ミラー意識で最速で採用したかったのと、受けサイクルを破壊しやすくするために絶対零度での採用。

念の為補足だけど、絶対零度は以下の3パターンの時にしか打ちません。

①順当にプレイしたらこちらの勝ち筋が0の時

②相手が高耐久低火力で試行回数が稼げる時

③有利対面で引きが見える時

最終日70位から潜って1500位の方に初手アシレ対パオで絶対零度打たれたけど、別の捉え方をすると7割で試合を捨てているから、「それは違うんだよなぁ」って思ったりした。まぁ零度使いは同じなので大層なことは言えないんですけどね。

最終日は窮地の場面で2回打って2回とも零度を当ててくれたから、本当に強くてカッコよかった。

(選出率4位)

 

グライオン@毒毒玉

性格:陽気

特性:ポイズンヒール

テラスタイプ:鋼

技構成:守る/身代わり/毒毒/地震

177(212)-116(4)-155(76)-×-117(172)-133(44+)

調整意図:流用個体なので覚えてないけど、Sは準速カイリュー抜き。

 

本構築の威圧枠。選出機会は1番少なかったものの、受けサイクルやライコランド軸など刺さっているときにはとことん活躍してくれた。

数的有利をとれば、即勝ち筋にできるのが本当にすごい。受けサイクルにはパオで零度を当てて、身代わり守るでTODみたいな動きを何回かしたな。

1番上に配置していたからか、グライ意識の初手を投げられることが多く、「あまり試合には出してあげられてないけど良い働きしてんなぁ。」と心の中で褒めていた。

調整はボックスにあった個体なので原案のままではないがそこそこSを振っていたおかげで上から身代わり守るができたため、それはそれで良かったと思う。

(選出率6位)

 

モロバレル@脱出パック

性格:呑気

特性:再生力

テラスタイプ:炎

技構成:リーフストーム/イカサマ/キノコの胞子/光合成

221(252)-×-134(252+)-105-101(4)-31(-)

調整意図:役割対象が物理が多いのでHB特化。最遅。

 

イーユイの最高の相方。

S12で結果を残した時も採用しており、何かしら愛着が湧くそんなポケモン

アシレが出せない時のクッション枠として重宝し、胞子の一貫がある構築に対してはバレル+攻め駒2体で完封できたりと固有の性能を存分に発揮していた。

テラスタイプは炎ポンにも抗える炎。

今期もそこそこ強かった。

(選出率5位)

 

アシレーヌ@オボンの実

性格:図太い

特性:激流

テラスタイプ:毒

技構成:ムーンフォース/泡沫のアリア/アンコール/クイックターン

187(252)-84(-)-138(252+)-147(4)-136-65

調整意図:パオ、ウーラあたりを見て欲しいのでHB特化。

HB : A特化パオジアンの抜群テラバースト 乱数31.2%

HD : C特化ガチグマの無テラスブラッドムーン 最高乱数切り耐え

 

最後に入ってきた本構築のMVP。

ママンボウとは違って何度もサイクルするポケモンではないが、

①水ウーラオスとパオジアンに負荷をかけることができる

②アンコールによる起点回避・起点作成が出来る

以上2点がママンボウの完全上位互換であり、有限的にサイクルを回して、隙を見て試合を決めに行く自分のスタイルに合っていた。

具体例として、本構築初手にかなりの割合で出てきたブエナハバタクカミ(多分鉢巻パオとグライ意識)に対して、初手アンコールから入ることで電磁波を撃たれた場合は相手に引きを強要し、瞑想でもアンコール→クイックターンカイリュー着地→竜の舞でかなりテンポを取ることができていたため、強かった。ムンフォ撃たれても→アンコール→クイックターン→テラス竜舞→地震で突破でAS+1の状態で数的有利はとれる。(硬いカミは初手に電磁波打つだろうから、大体地震で落ちる)

挑発を最初から撃たれたのは再戦の1回だけ。まぁチョッキとか考えたら普通はできないよね。

調整は元々特防が高いことから対物理への役割も失ってほしくないためHB特化。そのおかげで不意のテラバーストも大体一回は耐えて、何らかの仕事はしてくれた。

使ってみたらわかるけど、このポケモンスタン系の構築全員に大体強く出れるから初手投げが結構安定する。(炎ポンとエレビブリジュラスだけ嫌)

ママンボウ使いこなせない人は、代わりにアシレーヌ使ってみたら割といけるかもしれない。

(選出率2位)

 

〈選出パターン〉

相手の構築に応じて投げ分けていたのであくまで参考。

〈BIG6系統〉

 初手:アシレーヌ 裏:カイリュー、イーユイ

〈ランドブリアシレ〉

 初手:パオジアン 裏:バレル@1

カイリューカミイダイ系統〉

 初手:パオジアン 裏:カイリュー、イーユイ

〈ランドアロキュウトドツキ〉

 初手:アシレーヌ 裏:カイリュー、パオジアン

 →アシレでオーロラベールやステロをアンコールしてムンフォ連打。トドツキに先に展開させない。構築単位できつめ。

〈ママングライ系統〉

 初手:パオジアン 裏:アシレーヌカイリュー

〈キョジオーン系統〉

 初手:イーユイ 裏:モロバレルカイリュー

〈受け系統〉

 初手:パオ 裏:アシレ、グライ(零度の一貫がある場合)

 →零度を当ててグライTOD

 初手:カイリュー 裏:アシレ、グライ(零度の一貫がない場合)

 →カイリューとアシレのアンコールで技を縛って何とか1匹倒してからグライTOD

 

〈きついポケモン・並び・要素〉

・テツノツツミ

→個体数は多くないので切り気味。ブエナ型が特にきつい。テラスアンコールで誤魔化していた。

キュウコン展開

→セットでトドロクツキや水ウーラなどがいて、イーユイも通しにくい。相手のステロやオーロラベールアシレーヌのアンコールで縛ってムンフォ連打してトドロクツキやウーラオスに先に展開を取らせないようにする。炎ポンが積みアタッカーなら大分負け寄り。

・ステロ展開

→攻め駒3体がステロが痛いのでちょっと嫌寄り。相手がステロ撒いたターンとアンコールで縛ったターンでアドをとって逃げ切る。

・炎ポン・ガチグマ

→重くはないが、攻撃を受けるポケモンがいないので、不利対面ができないように対面で処理することを心がける。

〈おわりに〉

自分が結果残した構築って大体他の人の構築を真似してる。

S12のディンラッシャバレルイーユイ

S15のジャポブリ+欠伸ガチグマ(ブエナカミ)+イバンイダイトウ

S16はすーけんさんの構築

何が言いたいかというと、

「結果を求めるなら、強い方を真似するのが1番いいよ。」

ということ。これはプレイングに関しても構築に関しても。

よく「電磁波は使いたくない。」とか「〇〇の並びは宗教的に使いたくない」みたいな人を見かけるけど、それって「自分がされて嫌だからしたくない」からだと思っている。

でも勝てるようになるための行動は逆。「自分がされて嫌なことを相手にする」

最上位プレイヤーだって、電磁波とか零度は使ってるし変にプライドとか持つよりも、上手い人がした通りにするのが勝てる秘訣なんだと思う。

上手い人がした通りにというのが重要。何も考えずにとは言っていない。)

まぁ、いつかは何か革命的な並びだったり強い動きを発見したいという欲はあるけど、それはまだ先かな。

ポケモン界隈ではまだまだ自分は新米だし、これからも上手い人の構築やプレイングを自身に取り入れていきたいと思ってる。

〈Special Thanks〉

・シーズン中盤、調子が悪かった時に構築相談や通話をしてくれたぶるーくん

・自覚のある色証カイリューをくれて、最終日共に戦ってくれたにしかわくん

・A0S0色モロバレルを貸してくださったみっとさん

・構築を参考にさせていただいたすーけんさん

・構築相談に乗ってくださったシグマさん

 

何か質問等があれば、X(@yoma_poke_21)までお願いします!

【S15 最終74位 (R2129) 火力こそ正義】

お疲れ様です!

今回はS15で74位、アシパオフ優勝の構築を簡単に紹介していきます!

 

〈使用構築〉

TN : yoma 最高2145最終2129 (74位) 

TN : やわもち 最高197×最終1954

 

〈構築経緯〉

対面構築において、火力、耐久、先制技の偉い要素全てを兼ね備えるイダイトウを今期軸として使うと決めていたため、始めに採用。(当初は気合いの襷)

次にイダイトウを使う上でラストに残されやすい電気パオ、悪ウーラにテラス込みで強く、その他多くのポケモンに対して体力管理しながら対面突破できる残飯赫月ガチグマを採用。ガチグマでテラスを切りたいため初手としてテラスに依存しない枠が欲しく、ステロを撒くこともでき対面性能の高い、頑丈ジャポの実ブリジュラスを採用。ブリジュラスとガチグマが誘う眼鏡サーフゴー、また環境の厨ポケ全てに対して5分以上で戦うことができ、テラス時の大火力で受けを許さない炎オーガポンを採用。以上の4体でそこそこの勝率を保てたためパーティの軸とした。

上記のポケモンで勝てなかった相手として

ランドロス+持久力ブリジュラス

②高い素早さからの確率の押し付け(パオの氷柱怯みと零度、イーユイの悪波怯みなど)

③天候・ギミックパ

だったので、①②の並びに有利なアシレーヌを採用。(よってイダイトウの持ち物をイバンの実に変更。)②③の対策として、電磁波で相手の高速アタッカーのSを下げ、麻痺による上振れも狙える+高い素早さからのスイープも可能な最速ブエナハバタクカミを採用して構築が完成した。

 

〈コンセプト〉

・初手で出落ちしない安定感のある対面構築。

・パワーで押し切る。

 

〈個体紹介〉 ※採用順に紹介

イダイトウ@イバンの実

性格:意地っ張り

特性:適応力

テラスタイプ:水

技構成:ウェーブタックル/お墓参り/こらえる/アクアジェット

199(28)-180(252+)-114(228)-×-95-98

調整意図:以下の記事を参考

mizumo-yadon079.hatenablog.com

(無断転載のため問題あれば削除いたします)

 

対面最強の幽霊魚。

テラスタイプはウェブタ、アクアジェットの火力を上げる水。イバンの実は妖テラスが主流だけど元の耐久がそこそこあるのと、適応力と相性が悪いから微妙だなーと思ってる。(使ったことないエアプなので使用したらまた感想変わるかも。)

イダイトウって3番目に出さなくてはいけないって思っている人もいると思うけど全然そんなことない。有利対面であれば2番手に普通に出すし、なんなら数的有利を取るためあえてイダイトウで受け出して、アクジェで対面突破したりする。

イバンの実だから体力を少し雑に消費しても、こらえるで行動補償を得られるのが偉い。

困った時には出してたから体感選出率は7割くらいはあったかも。

(選出率1位)

 

ガチグマ(赫月)@食べ残し

性格:控えめ

特性:心眼

テラスタイプ:毒

技構成:ブラッドムーン/大地の力/欠伸/月の光

220(252)-×-152(92)-176(36+)-101(124)-73(4)

調整意図:以下の記事を参考

note.com

(無断転載のため問題あれば削除いたします)

 

最強。

対策が増え、少し動かしにくさはあったものの、対面、サイクル、キョジオーン軸、受けループなど、どんな相手にも対応できる範囲が広く、構築に1匹は欲しいそんな存在。

相手が最速起きしなければ、HP満タンで相手を突破することもザラにあるし、ラストイダイトウ読みの電気テラスパオジアンにもかなり強めなのが高評価ポイント。

初手のブリジュラスのステロと合わせて、あくびループもできたりする。

万能すぎて困る。

(とはいえ、対策が厚くなってきているのはので来シーズンは少し苦戦しそう。)

(選出率4位)

 

ブリジュラス@ジャポの実

性格:控えめ

特性:頑丈

テラスタイプ:龍

技構成:流星群/ミラーコート/ステルスロック/吠える

165-×-151(4)-194(252+)-85-137(252)

調整意図:火力意識のC特化。中速ポケモンの上を取れたら嬉しいので準速。

 

対面最強の初手安定枠。物理相手にはジャポ+流星群、特殊相手にはミラーコート

で高い確率で対面勝てる。

また、対面性能がありながら、ステルスロック+吠えるで起点作成・起点回避ができるのは本当に偉い。(受けループにも一定の活躍ができる。)

初手ブリジュラス対策として初手に来やすい、イーユイ、チョッキランドロス、耐久振りラオスなどに対しては、後述のアシレーヌがそれらの相手に有利に動けるため、特に動かしづらさは感じなかった。

初手パオジアンの氷柱怯みだけが本当におもんないけど、S15もしっかり勝ち馬でした。

(選出率3位)

 

オーガポン@竈の面

性格:意地っ張り

特性:面影宿し

テラスタイプ:炎

技構成:蔦棍棒/ウッドホーン/じゃれつく/身代わり

159(28)-189(252+)-104-×-116-159(228)

調整意図:火力意識のA特化。最速ランドロス抜き抜き、残りH。

 

本構築のMVP。初めて本格的に使ったが、火力がバカすぎて病みつきになった。

(テラス蔦棍棒で急所なんか当たったら誰も受からない。。)

技構成は最大火力の蔦棍棒。体力管理兼水タイプ打点のウッドホーンカイリュー意識のじゃれつく、搦手拒否の身代わり。

身代わりという技が本当に偉く、流行りの欠伸ガチグマや電磁波カイリューなど搦手に対してテンポを取れるだけでなく、身代わりで削れた体力もウッドホーンで回復できるのがあまりにも相性がいい。

また、ハバタクカミの電磁波やガチグマの欠伸などで起点を作り、身代わりを残して対面を突破することで、心もとない耐久をカバーしながら相手の裏まで破壊する無敵の鬼と化すことも結構あった。

対面構築のポンを使う上で身代わり採用はかなりアリだと思ったので良かったら是非お試しを。

炎タイプに対しては唯一相性が悪いものの、火力でゴリ押しできるのと裏のイダイトウが炎タイプには抜群とれるため問題なし。

来シーズン以降も是非とも使いたい1匹でした。

(選出率2位)

 

アシレーヌ@気合いの襷

性格:控えめ

特性:激流

テラスタイプ:水

技構成:泡沫のアリア/ムーンフォース/アクアジェット/アンコール

155-×-95(4)-195(252+)-136-112(252)

調整意図:C特化。遅いランドロス抜いて欲しいので準速。

 

ランド+ブリジュラス(カイナ)展開に全く勝てずに困っていたところ、友人のにしかわくんが提案してくれた本構築の救世主。

気合いの襷を持つことで、不意の抜群テラスもしっかり耐え相手に確実な削りを入れるだけでなく、アクアジェットを持つことでテラスを切らせながら対面突破も狙えたりする。剣の舞などの起点にされそうな時は、アンコールで縛ったり。ブリジュラスが出しづらい時の初手枠として安心感がありすぎた。

流行りの遅いランドロスにも蜻蛉で逃げられる前にアリアでいい削りが入れられたり、カイリューを上から殴れたり準速もなかなかいいなぁと思った。

ただ、ブリジュラスや炎ポンに対面ギリギリ対面勝てないところが、少し惜しい。

それでもランド展開に最終日負けなくなったのはこのポケモンのおかげだし、本当に構築に入ってきてくれて、感謝しかない。

(選出率4位)

 

ハバタクカミ@ブーストエナジー

性格:臆病

特性:古代活性

テラスタイプ:水

技構成:ムーンフォース/シャドーボール/電磁波/挑発

131(4)-×-107(252)-155-155-205(252+)

調整意図:ミラー意識の最速。対物理への対面性能意識でB極振り。余りH。

 

本構築に中低速ポケモンが多いため、上からの確率の押し付け(特にパオジアン)で勝率が安定せずに悩んでいたが、

「零度も氷柱怯みも上から攻撃されるから起こることじゃん。」

とありきたりな考えの元、構築に採用したが思ったよりも活躍してくれた。

自身は環境トップクラスの素早さで上からのスイープをできながら、中速程度の味方のSをサポートする電磁波があまりに強力。前述のオーガポンの身代わりチャンスを作ったり、S無振りのイダイトウを上から攻撃できるようにしたり、天候で速くなった相手ポケモンを通常以下のSにしたり、やはり電磁波は強いと言わざるを得なかった。

選出自体は少なかったけど、困った時には出して必ず仕事をしてくれる偉いポケモンでした。

 

(選出率6位)

 

〈選出パターン〉

・基本1 初手:ブリジュラス(アシレーヌ) 裏:炎ポンorガチグマ+イダイトウ

→6割くらいこれ

(相手にSラインが高い相手が多い、オオニューラがいれば初手カミから。)

・vs受け系統 炎ポン+ガチグマ+ブリジュラス(炎ポンかブリジュラスを初手)

・vs晴れパ 初手:ブリジュラス 裏:ガチグマ+イダイトウ

・vs雨パ 初手ブリジュラス 裏:カミ+オーガポン

 

その他選出で分からないことがあれば、XのDM等で質問いただければ追記します。

 

〈きついポケモン・並び・要素〉

・初手交代技からの高火力(ママンボウ→鉢巻パオ、水ウーラ→眼鏡サフゴなど)

→嫌ですねぇ。行動補償を剥がされながら有利対面にされるなんて。サフゴは引きの択合わせたらなんとかなるけど、鉢巻パオはオワリ。カミで電磁波入れるしかない。

・水ポン

→パーティ全体に対して強いし厄介。炎ポンより遅いことを願うしかなかった。

・パオジアン

→上からの怯み、零度があるだけで無限にチャンスあるのズルい。

 

後はなんとかなる気がします。

 

〈おわりに〉

終戦、痛恨のプレミで目標の30位以内とR2150↑を逃し、シーズン終了後本当に苦しかったです。運で負けるのはきついけど、運勝ちだってするからまだ立ち直れる。でも大事な試合で自分で勝ちを捨てたあの悔しさは本当にメンタルにくるものがありました。

3シーズンぶりに2桁に戻ってこれたのは素直に嬉しくはあるけど、己の未熟さを感じた悔しいシーズンでした。

前バンビーさんが言っていた「最終日の目標:プレミしない」

今考えたらこの目標ってシンプルなようでめちゃくちゃカッコいいし難しいんだよね。運に左右されず安定して勝つ強者ならではの目標だと強く感じました。

「最終日プレミしなかった。やり切った」そう言えるように今後も自分を磨いていきたいです。

 

何か質問等があれば、XのDM(@yoma_poke_21)までお願いします!

【S12 最終39位 (R2109)火力押し付けサイクル】

 

お疲れ様です!

今回はS12で使用した構築を紹介していきます!

 

〈使用構築〉

※甘えるカミをケアして、A-2テラバーストを物理で打ちたい人用→NBY4B9


TN : yoma 最高最終2109 (39位) 

TN : mayo 最高最終2081 (94位)

 

〈構築経緯〉

環境に強い電気と岩タイプのポケモンがほとんどおらず、飛行技の通りがかなり良いように感じた。そこで高火力飛行打点と、マルチスケイルによる行動補償で対面的に殴り勝てる点を評価して、鉢巻飛行テラバーストカイリューから構築を組み始めた。

次に、カイリューが苦手な物理受け(アーマーガアやHBキョジオーン)に対して特殊高火力で負荷をかけるように眼鏡イーユイを採用。

2匹をエースとした時にこだわり解除としてクッション枠が欲しいので、対物理に強い残飯ヘイラッシャの採用。また、ハバタクカミに対しての受け出しや、胞子の一環切り、対面操作が優秀な脱出パックモロバレルを採用。

初手カイリューが出しにくい時の対面コマだったり、トドロクツキやイダイトウに対してのストッパーが欲しかったため、最速襷パオジアンを採用。

最後に、圧倒的耐久力によりステロ撒き+削りを確実に実行し、構築全体的に重めな岩タイプに強い枠としてオボンディンルーを採用した。

 

〈コンセプト〉

・数的有利を早い段階で取り、サイクルを有利に進める。(もしくは詰め切る)

・対面操作で有利な盤面を作り、裏が受からない高火力で破壊する。

・基本選出にパワーが高いポケモンを据えることで汎用性を保ちつつ、受けループを対策する。

 

〈個体紹介〉 ※採用順に紹介

カイリュー@拘り鉢巻

性格:意地っ張り

特性:マルチスケイル

テラスタイプ:飛行

技構成:テラバースト/地震/神速/逆鱗

167(4)-204(252+)-115-×-120-132(252)

調整意図:ASぶっぱ。

 

初手選出率8割の圧倒的MVP。

本構築全体に刺さりが良いハバタクカミや炎ポンが初手に来ることが多く、それらをカイリューの飛行テラバーストでワンパンする動きをよく行った。

カイリューで裏が苦手なポケモンを倒し、数的有利を作ることで裏がサイクルしやすくなり、安定した勝利に繋がったのではないかと思う。

襷持ち(特に悪ウーラ)が少々めんどくさくはあるがその時は、襷まで削って裏の耐久ポケモンで倒すor対面操作で有利な盤面を作ることを心掛けた。甘えるカミに関してはきついので、イーユイのオバヒでワンパンしていた。

命中100の安定した高打点、行動補償、詰めに使える強力な先制技をもつ最高のポケモンでした。

(選出率1位)

 

イーユイ@拘り眼鏡

性格:控えめ

特性:災いの珠

テラスタイプ:霊

技構成:火炎放射/オーバーヒート/悪の波動/サイコキネシス

139(68)-×-106(44)-203(236+)-141(4)-140(156)

調整意図:流用個体

HB : ステロ+ノーマルテラスカイリューの神速耐え

S : 準速セグレイブ抜き

C : 余り

 

カイリューと対をなす最強の特殊アタッカー。バレルやラッシャで対面操作し、このポケモンを場に出すだけで、相手のポケモンを1匹葬ることができてしまう。暁ガチグマは水テラス以外オバヒでほぼワンパン。イーユイサーフゴー対面などで水ウーラオスを後投げされることが多かったが、半減でもオバヒでワンパン...笑。前期から使っていたが、有利対面での圧力と受けループにも自然と選出しやすく、かなり強いポケモンだと感じた。テラスタイプはカイリューの神速、オーガポンの石火、ガッサのマッパを透かせる霊テラス。

(選出率2位)

 

ヘイラッシャ@食べ残し

性格:腕白

特性:天然

テラスタイプ:毒

技構成:欠伸/守る/ウェーブタックル/眠る

257(252)-120-167(132+)-×-101(126)-55

調整意図:流用個体なので忘れました。

 

対物理だけでなく、Dにある程度ふっているおかげで、火力アップアイテムを持っていない特殊に対しても仕事ができる。シンプルに欠伸での対面操作がかなり強力で、カイリューとイーユイのクッションとして最高の働きをしてくれた。ヘイラッシャ対策として出てくる身代わりビルドウーラオス/ランドロス等に関しては、初手カイリューで数的有利をとっていたため、眠るを採用することで逆に詰めることができた。対物理に対して仕事したいなら地割れなんて入れるスペースないと思う。

みんな使わないけどこのポケモンやっぱり強すぎ。

(選出率3位)

 

モロバレル@脱出パック

性格:図太い

特性:再生力

テラスタイプ:鋼

技構成:リーフストーム/キノコの胞子/光合成/イカサマ

219(236)-×-120(236+)-105-105(36)-50

調整意図:流用個体なので忘れました。

 

本構築の陰の立役者。サーフゴーや炎ポンに(テラスを含めて)めっぽう弱いという弱点はあるが、カイリューやイーユイ、パオジアンなどでそれらを倒した後はかなり通りが良かった。脱出パックによる対面操作もかなり強力であり、炎ポン後出しに対して、パックで逃げ、カイリューやイーユイで裏も含めて破壊する動きが強かった。

受けループやキョジオーン軸に対してもそこそこ強かった。キョジに下からリーフストームが入り、裏に繋がれるのを嫌いカイリューなどに引かれることも多く、そこに胞子を合わせてアドバンテージを取ったりした。

テラスを鋼にしている意図は弱点消す&構築全体で重い岩打点に耐性をつけるため。結果、岩ポンを完封できた試合もあり、良かったと思う。

バレルあるある:カミに後出しして何もせずに手持ちに戻る。

(選出率3位)

 

パオジアン@気合いの襷

性格:陽気

特性:災いの剣

テラスタイプ:霊

技構成:氷柱落とし/不意打ち/聖なる剣/サイコファング

155-172(252)-101(4)-×-85-205(252+)

調整意図:対カミパオを考慮し最速

 

相手に岩ポン、キラフロルがいる時などはカイリューが投げにくいので、代わりに初手出しし、積極的に上から怯みを押し付けてた。技構成は最恐の技氷柱落としと襷ミラーの時に打つ聖剣、水ウーラやドクガに打つファング、サーフゴーへの打点としての不意打ちで完結している。シーズン中盤にこのポケモンは弱いという風潮があったが、全然そんなことない。襷における対面&ストッパー性能、上からの確率の押し付け、強力な技範囲と火力、その全てが申し分なく強かった。

(選出率5位)

 

ディンルー@オボンの実

性格:腕白

特性:災いの器

テラスタイプ:霊

技構成:地震/カタストロフィ/ステルスロック/吹き飛ばし

261(244)-130-176(116+)-×-119(148)-65

調整意図:S11のうわっきーさんの個体を参考

mega-salamance.hatenablog.com

 

H:奇数最大

HB:11n

    A172,189の氷柱落としと蔦棍棒の乱数がずれるライン

HD:特化ガチグマのブラッドムーン、ハイパーボイス、臆病テツノツツミのハイドロポンプの乱数がずれるライン

 

豪華すぎる鹿の置物。最終日の選出率はなんと0。バンギラスやドラパルト展開に投げようと考えていたが、結局一回も当たらなかった。

ただ、このポケモンのおかげで初手に炎・水オーガポンを呼び、カイリューで倒すという動きが取れたため、構築のパーツ的には必要だったと思う。

(選出率6位)

 

〈選出パターン〉

・基本 初手:カイリュー 裏:イーユイorパオ+バレルorラッシャ

(vs受け 初手:カイリュー 裏:イーユイ+バレルorディンルー)

・初手にカイリュー投げにくい時 初手:パオ 裏:カイリューorイーユイ+ラッシャorバレル

・受け切れそうな時(ほんとたまに) 初手:カイリューorイーユイ 裏:バレル+ラッシャ

簡単にいうと、基本攻めゴマ2、クッション1で選出という考え方で大丈夫です!

 

〈きついポケモン・並び・要素〉

ステルスロック:アタッカー3匹にステロが抜群で入るため普通に痛い。裏から出すとステロを踏む回数が多くなるのもあり、初手はアタッカーを選出するようにしていた。

バンギラスを始め、岩打点:アタッカー3体全員に強い。普通にきつい。

・フロルツツミ悪ウーラ:フロルに初手ディンルーでテラスを切らせ、ステロを巻いて裏の鉢巻カイリューの神速を通していきたい。

・裏からくる炎ポン(岩石封じ持ち):炎ポンの処理ルートがカイリュー、イーユイがメインなのでそれらの体力が削れている状態ではきつい。初手カイリューラオスといった有利対面でも、一旦ラッシャに引くなどして、マルスケを温存していた。

 

〈おわりに〉

SVからランクマッチを始め、ちょうど1年。目標としていた最終2桁&R2100を達成できて本当に嬉しいです!最終日には今まで憧れていた数々の強者の方々と対戦できて、本当に光栄でした。

これからも結果を残すために日々精進していきます。

最後に

・構築相談を受けていただいた、シグマさん

・色証カイリューをくれた、にしかわくん

・四災全てを寄付してくれた、mako

・その他応援してくださった皆様

本当にありがとうございました!

 

何か質問等あれば、X(旧Twitter)のDMで回答するので気兼ねなくどうぞ。

 

【S11 最終168位 (R2069)】アマガブウーラと馬鹿トリオ

S11お疲れ様です!

今期も一応そこそこの結果は残せたので記事を書かせていただきます。

 

〈使用構築〉

TN : yoma 最高最終2069 (168位) ←いろは賞GET!

TN : mayo 最高 2067 最終1977 (706位)

 

〈構築経緯〉

今期のスタン構築(赫月ガチグマ、カイリュー、カミ、炎ポン、水ウーラオス、パオジアン、サーフゴー)に勝たなきゃ話にならないので、これらの対策からパーティを組んだ。

まず初手要因として、カミ、赫月ガチグマ、襷以外のパオジアンに(怯まなければ)対面勝てる且つ、起点作成としてステロも撒ける妖テラス珠ガブリアスを採用。

初手、カミ、赫月ガチグマが来た際の引き先としてHDオボンアーマーガアを採用。(初手カイリューの場合も弱保、飛行テラバなどの可能性を考慮し引いてた)

相手の襷パオジアン(零度なし)、水ウーラ、舞カイリュー選出抑制のため、残飯ヘイラッシャを採用。

上記のヘイラッシャと相性がよく、カイリュー+サーフゴーや受け寄りのサイクル破壊するために眼鏡イーユイを採用。

ここまで全体的にSが遅く、上からスイープできる&起点作成できるポケモンが欲しかったため、ブーストエナジーテツのツツミを採用。

初手ガブリアスが出しにくい時の対面コマでありつつも、崩しやスイープ能力の高さが魅力的な襷悪ウーラオスを採用。

 

以上で簡潔だが構築が完成。結果的に前期の並びとほぼ同じとなった。

 

yomapoke.hatenablog.com

〈コンセプト〉

・選出とプレイングで対応できる範囲を広くする。

・数的有利からのTODによる詰めを行う。

 

〈個体紹介〉 ※採用順に紹介

ガブリアス@命の珠

性格:陽気

特性:鮫肌

テラスタイプ:フェアリー

技構成:地震/テラバースト/岩石封じ/ステルスロック

183-182(252)-116(4)-×-105-125(252+)

 

調整意図:ASぶっぱ。ウーラオス、コノヨザル、耐久振りオーガポン等を抜きたかったため最速。

 

MVP。素でカイリュー、サーフゴー、炎オーガポンに強いというのが本当に偉く、ほとんどの試合で初手投げ安定だった。また、妖テラス × 命の珠を持つことにより、ウーラオス系統、パオジアン、コノヨザルにも負荷をかけることができるのも良かった。ステルスロックは環境的に通りが良いため必要で、残りの一枠はS関係がわからない炎ポンに対して安定した打点となったり、カイリューのS上昇を阻止するための岩石封じ。相手がラスト一体でカイリューの時、妖テラスと岩石封じでスケイルショット、竜舞、テラス択を全てケアできて偉かった。鋼テラスだとそのまま地震で貫いて、ノーマルテラスでも裏のウーラオスで対処できるため、対カイリューに対する勝率は高かったように思う。初手カイリューに関しては、一旦後述のアーマーガアにバックして弱保型なのか、飛行テラバ型など型の判別をした。

今期も最高の相棒でした。

(選出率1位)

 

アーマーガア@オボンの実

性格:生意気

特性:ミラーアーマー

テラスタイプ:水

技構成:蜻蛉返り/アイアンヘッド/追い風/羽休め

215(252)-107-126(4)-×-150(252+)-66(-)

調整意図:特殊受けとしての運用のためHDぶっぱ。ガチグマの下から蜻蛉返り打ちたかったためS加工補正の個体値4。

 

今期最高の特殊受け。ガブが苦手なカミ、赫月ガチグマに安定して受け出すことができ、対面操作、S操作もできる超器用なカラス。赫月ガチグマの下から蜻蛉帰りをすることで安全に高火力アタッカーを着地させる動きが強かった。また、本構築には中速高火力アタッカーが多いため、追い風でサポートしそれらを通していくことも結構あり、最終日でもそれで5試合くらい拾った。

ガブとのタイプ補完が抜群に良く、どちらかがテラスを切った後でも相性補完が良いという完璧なコンビで「アマガブ最高!」ってずっと言ってた笑。

電磁波ビリビリでカミに負けない以外は信頼がおけるポケモンでした。

(選出率2位)

 

ヘイラッシャ@食べ残し

性格:腕白

特性:天然

テラスタイプ:毒

技構成:欠伸/守る/ウェーブタックル/眠る

257(252)-120-167(132+)-×-101(126)-55

調整意図:流用個体なので忘れました。

 

耐久馬鹿。対物理に対する選出圧力が凄まじく、中程度の特殊火力でも対応できる最強のクッション。

早い段階で数的有利を取り、アマガ+ラッシャで受け切る(TODする)パターンも結構あり安定した勝ちにつながったと思う。

なんとCをそこまで振っていない瞑想赫月ガチグマやジャラランガも受け切ることができた。凄すぎる。

(選出率5位)

 

イーユイ@拘り眼鏡

性格:控えめ

特性:災いの珠

テラスタイプ:霊

技構成:火炎放射/オーバーヒート/悪の波動/サイコキネシス

139(68)-×-106(44)-203(236+)-141(4)-140(156)

調整意図:

HB : ステロ+ノーマルテラスカイリューの神速耐え

S : 準速セグレイブ抜き

C : 余り

 

火力馬鹿。眼鏡オバヒで大体のガチグマをワンパンしてしまうのは周知の事実。

それだけでなく、ステロ等で削りを入れて、釣り交換を数回するだけで特殊受け最強のハピラッキーでさえも貫通してしまうのは、凄すぎた。

ガブでステロ撒けばカイリューサーフゴーに強いのも高評価ポイント。

アマガの追い風+眼鏡イーユイで上から高火力連打している時が一番好きでした笑

(選出率4位)

 

テツノツツミ@ブーストエナジー

性格:臆病

特性:クォークチャージ

テラスタイプ:霊

技構成:ハイドロポンプ/フリーズドライ/身代わり/アンコール

131-×-134-176(252)-81(4)-206(252+)

調整意図:ミラーを意識しCS極振り

 

ただの馬鹿。大事なところでドロポン外すのは前から変わらない。

おかげさまで選出率は6位。今期はガブ+アマガとラストの詰めを選ぶ際に悪ウーラオスとツツミの選択だったがずっと悪ウーラオスを選んでた。やっぱり命中安定と先制技の安心感が違うのよ。

でも、ほぼ環境最速といえる素早さからのアンコールと水+フリドラの広すぎる技範囲が魅力なので、相手の選出や技選択の歪みを誘えたと思う。

余談だが、ツツミを入れてからシーズンごとに511位→299位→193位→168位と成長しているので、来シーズンもパーティに入る可能性は全然ある。

(選出率6位)

 

悪ウーラオス@気合いの襷

性格:意地っ張り

特性:不可視の拳

テラスタイプ:悪

175-200(252+)-121(4)-×-80-149(252)

技構成:暗黒強打/不意打ち/インファイト/剣の舞

調整意図:AS極振り

 

対面最強の破壊神。初手でどんなポケモンとも5分以上で殴り合えるだけでなく、受け崩し、最後のスイープともに全てを万能にこなす。

ちなみにASカイリューはステロ+暗黒強打で31.2%で落とせる。シグマさん戦でこれをして、後からアーカイブを見ると「ウーラオス強っ!」って連呼してたのが印象深かった。不意の妖テラスだけには注意。(最終盤のHB妖テラス赫月ガチグマがきつかった。)

(選出率2位)

〈選出パターン〉

相手の構築に合わせて柔軟に選択。

ただ、以下のような選出が多かったです。

vsスタン:ガブ+アマガ+悪ウーラオス

vs受け:ガブ+イーユイ+悪ウーラオス

vs対面:ガブ+ツツミ+悪ウーラオス

受けきれそうな時:イーユイ+アマガ+ヘイラッシャ

〈きついポケモン・並び〉

キノガッサ:パーティ見てわかるように必ず1匹以上持っていかれます。ガッサに当たらないor胞子切りor深読みして攻撃することを望むしかありませんでした。

・眼鏡テツノツツミ:環境に全然いなかったので助かりました。

・妖テラスHB赫月ガチグマ:イーユイ選出してないと負け確定でした。

・水オーガポン:本パーティ全員に対面強いです。終盤増加して嫌でした。

 

〈おわりに〉

今シーズンはインフレしていたこともあり、31日23時にはR2069とR2100も目指せそうな勢いでしたが、一度の凡ミス(追い風下で不意打ち選択した)から流れが変わり、最後まで勝てずじまいでした。R2100と最終2桁は達成できませんでしたが、自身の最高レートを50以上も更新したのは大きな自信となりましたし、最終日に上位帯で戦った経験は、また一歩自分を強くしたように思います。

最後に、構築相談に乗ってくださったシグマさん、応援してくださったFFの皆さん、本当に感謝です。これからもよろしくお願いいたします。

 

【S10 最終193位 (R2015)】無冠の帝王スタン

S10お疲れ様です!

2シーズン連続でレート2000+最高順位・最高レートを達成できたため記念に記事を書かせていただきます。

新レギュレーション始まっているので手短に。

 

〈使用構築〉

TN:yoma 最高1970 最終宇宙

TN:mayo 最高最終2015 (193位)

〈構築経緯〉

オーガポンの登場で環境が大きく変わり、その中で強そうなポケモンを試していたところ、耐久に振ったステロドラテガブリアスが炎岩オーガポンに強く、現環境主流の対面構築に対抗できそうだと感じた。実際に使うと、本当に強かったため、このポケモンを軸にすることに決めた。次に、自身も対面的に戦いたい場合、初手ガブリアスでテラスを切り、ステロ撒き+数的有利で裏に繋ぐ展開が多いため、テラスに依存することなく対面強いポケモンとして、ブーストエナジーテツノツツミ襷悪ウーラオスを採用した。(S8の攻め意識さんを参考)

ただ、上記3体だと相手のステロ展開がキツくなるので、ステロ展開をされても大丈夫+見た目の圧でステロ撒き初手置きを渋らせるために、スカーフハバタクカミ鉢巻霊獣ランドロスを採用(あと並び的にテツノツツミも眼鏡に見えないこともない)。汎用性の高い物理クッション+数的有利をとった際の詰めとして優秀な眠るヘイラッシャを採用。

上記6体で最終日まで潜っていたが、ガブリアスと眼鏡テツノツツミが対面した際に試合が終わることが結構あったのと、何よりハバタクカミの技の通りがあまりにも良すぎた。そこで、テツのツツミに対する安定した受けと相手のハバタクカミに思いっ切りムーンフォースを押して欲しくて(ガブリアスで炎テラス切るから)チョッキHヌメルゴンを採用し構築が完成した。

〈コンセプト〉

・定数ダメージを重ねてダメージレースに勝利する。

・選出とプレイングで対応できる範囲を広くする。

・オーガポンに勝つ!

 

〈個体紹介〉 ※採用順に紹介

ガブリアス@フィラの実

性格:腕白

特性:鮫肌

テラスタイプ:炎

技構成:地震/ドラゴンテール/撒きびし/ステルスロック

215(252)-151(4)-154(196+)-×-110(36)-125(20)

調整意図:流用個体なので分かりません。Sは準速ガッサ+3

 

選出率8割越えの必殺仕事人。主な役割としては

①テラス込みで対面勝ちながら起点を作る

②受けループ相手にステロ撒きびしのサポートで裏のランドロス、悪ウーラオスで受からない状況を作る

③対物理へのクッション

と三刀流の活躍で勝利に貢献してくれた。

Hヌメルゴン+ヘイラッシャがいると炎オーガポンを猛烈に誘うため、そこをガブリアスでたくさん狩らせていただきました✌️

間違いなく今期のMVP。(選出率1位)

 

テツノツツミ@ブーストエナジー

性格:臆病

特性:クォークチャージ

テラスタイプ:霊

技構成:ハイドロポンプ/フリーズドライ/身代わり/アンコール

131-×-134-176(252)-81(4)-206(252+)

調整意図:ミラーを意識しCS極振り

 

今期の戦犯枠。あまりにもドロポンを当ててくれないので、最終日前日から1日の2時くらいまではカミに浮気してた。

でも、ほぼ最速といえる素早さからのアンコール+身代わりアンコールの択の押し付けがツツミの魅力なので、最後はこの子を信じて戦った。

最終日3時くらいも当てれば勝ちを2戦連続で外し、もう本当に萎えモードだったけど、5時からは打った時は全て当ててくれて、自覚を見せてくれたからよし。

(選出率4位)

 

悪ウーラオス@気合いの襷

性格:意地っ張り

特性:不可視の拳

テラスタイプ:悪

175-200(252+)-121(4)-×-80-149(252)

技構成:暗黒強打/不意打ち/インファイト/剣の舞

調整意図:AS極振り

 

破壊神。崩し枠でありながら対面も強い万能ポケモン

ツツミのアンコールで起点作って剣の舞で全抜きみたいなことを結構した。

あと、不意打ち択、引きに合わせた剣の舞択など択を通せば無限の可能性を持ち、最終日にも残り1体からの3タテショーが3回くらいあった。

余談だが個人的に水ラオスより悪ラオスが好き。どっしり構えていてかっこいい。(決して水ラオスを持っていないひがみではない。)

(選出率2位)

 

霊獣ランドロス@拘り鉢巻

性格:意地っ張り

特性:威嚇

テラスタイプ:鋼

技構成:地震/岩雪崩/テラバースト/蜻蛉返り

173(68)-209(196+)-112(12)-×-101(4)-149(230)

※前期30位のカーボンさんの個体を参照

carbon-poke.hatenablog.com

 

調整意図

HB:A211ガチグマの根性空元気を14/16で耐える

HD:C187眼鏡ハバタクカミのムンフォを15/16で耐える

A:11n、HB特化ドヒドイデ、B4テツノツツミを確定一発

S:準速セグレイブ抜き

 

破壊神パート2。受け出しを許さない圧倒的なパワーに脱帽。

流行りのブーストエナジー電磁波カミも何も仕事ができず一撃で倒れていったし、受けループ相手にはガブでステロ撒きびしした後、地震打っただけで大体勝ててた。

また、ドラゴン勢のスケイルショットが流行りすぎて、終盤受けポケモンの妖テラスが爆増したが、そこをしっかり鋼テラバーストで破壊した✌️

ちなみに構築に地面枠が2匹いるのでバランス悪いと思われがちだが、弱点が同じということはどちらかが弱点を消すテラスを切ると相性が良いと考えることもでき、結構柔軟にサイクルを回すことができたと思う。

電気と地面の一環も切り、威嚇もできる。本当に優秀なポケモンでした。

(選出率3位)

 

ヘイラッシャ@食べ残し

性格:腕白

特性:天然

テラスタイプ:毒

技構成:欠伸/守る/ウェーブタックル/眠る

257(252)-120-167(132+)-×-101(126)-55

調整意図:流用個体なので忘れました。

 

耐久バカの大なまず。地割れはプレイングに支障が出るため不採用。

代わりに自慢の耐久を生かして相手を詰ませる眠るを採用。最終日も鉢巻ランドロスで数的有利をとった後、ラッシャで詰ませた試合が何回かあった。

ガブのステロ・撒きびし+ラッシャの欠伸も安定の強さでした。

(選出率6位)

 

Hヌメルゴン@突撃チョッキ

性格:冷静

特性:草食

テラスタイプ:妖

技構成:ヘビーボンバー/冷凍ビーム/地震/10万ボルト

187(252)-120-121(4)-178(252)-170-72

調整意図:HC極振り

 

最終日に構築に参入した救世主。特殊に対する受けとしての役割がメインだが、ゴリランダーや草オーガポンの鉢巻の草技を打たせにくくしたり、Dが高すぎるためカミにムーンフォースを選択させやすくする(妖半減テラスが構築内で3体いるためそれらを安定して切りやすい)などの素の性能以上に活躍してくれた。

テラスタイプは格闘半減と龍耐性をつけるための妖テラス。

(選出率5位)

〈選出パターン〉

相手の構築に合わせて選出変えてたので基本選出はありません。

ただ以下のような選出が多かったです。

 

vs対面構築:ガブ+テツノツツミ+悪ウーラオス

vs受けループ:ガブ+霊獣ランドロス+悪ウーラオスorテツノツツミ

相手にステロ巻きがいる時:ランドロスガブリアス+@1

相手の攻撃を受けきれそうな時:ラッシャ+ヌメル+@1

〈きついポケモン・並び〉

・ヘイラッシャ

 →地割れが当たるから。唯一浮いているランドロスにも雪雪崩が入りきつい。テラス切ったら地割れが当たる。

絶対零度パオジアン・ユキノオー

 →テラス切ってステロ撒いただけで1匹持っていかれるので負けです。

・初手ガブリアス対面で電磁波を打つカミ

 →最終日の朝8時半に無償突破されました。許せませんでした。

色々書いているけど、要は私が一撃技や状態異常対策をしていないのが悪いだけですよね。この点はすごく反省でした。

 

〈おわりに〉

今期はシーズン終盤まで全く勝てず26日くらいまで5000位付近で停滞しており、本当にきついシーズンでした。最終日もドロポン外しと麻痺負けと一撃技被弾で特攻で挑んだサブロムが3時から5時に8連敗。もう無理かなと思いましたが、そこから怒涛の連勝を重ね、最後の最後8時50分に125位の格上の方に勝利し、ギリギリでR2000に乗せることができました。(おまけだけど、最後レートたくさんもらえたから、自己最高レート+最終100位台も達成できた!)

ちなみにだけど、この構築にはBIG6+オーガポンは入っておらず、全て無冠の帝王達で構成されてる。逆張り意識がある私にとってはちょっと嬉しかったです笑

最後に数少ないながらも応援してくださった方本当にありがとうございます!最終日落ち込んだ時も大きな励みになりました。今後も皆様の期待に応えられるように努力していきます。

次は最終二桁!絶対取る!

【S9 最終299位 (R2008)】パオニューラツツミ軸対面

S9お疲れ様でした!

yomaといいます。

SVから対戦を初めたので、はじめましての方が多いかとは思いますが、人生初のレート2000を達成出来たため、構築記事を書かせて頂きました!初めての投稿なので、理解しにくい箇所もあるかとは温かい目で見ていただけると嬉しいです!

 

〈使用構築〉

↑最終日構築

↑サーフゴーをミトムに変更。ディンルーラッシャには強くなりますが、眼鏡カミに弱い。

 

TN:yoma 

最終順位:299位(R2008) 

人生初の最終R2000素直に嬉しいです!

 

〈構築経緯〉

前シーズン52位のしざよさんの耐久振りオオニューラ+ブーエナツツミ+食べ残し竜舞カイリューが並びとして強く、使用感も良かったので調整も真似てシーズン中盤まで軸として使っていた。ただこの並びは前シーズンから結構有名な並びで、初手オオニューラ読みの隠密カイリューや毒テラスのポケモンを合わせられるのがキツいと感じたため、別の動きを模索する事にした。単体としてオオニューラとツツミは強いと感じていたため、これら2匹はそのまま採用し新しい動きを考えていたところオオニューラを2番手に採用し、レットカードでエナジーや積みアタッカーを流し、素早さを上げながら裏にフェイタルクローを入れる動きが強力だと感じた。実際に使ってみたところ、思った以上に強く、安易な先制技に対しても「先制技受ける→レッドカード発動→裏のポケモンの削り+フェイタルチャンス」で咎めることができたり、毒ビシ撒いてツツミのサポートをしたりととにかくすることが器用だったのでレッドカードオオニューラを採用。また、前述の毒ビシと相性が良く、択を通せば無限の可能性を持つブーストエナジーテツノツツミを軸として採用した。2番手と3番手は決まったので、後は環境のポケモンに比較的有利に出れる初手要因を探していたところ、先日のシングル厨で優勝したmomoさんの炎テラスゴツメパオジアンが初手に来やすいパオジアン、水ウーラオス、ハバタクカミに強く出れるため、そのまま調整も真似て採用した。これら3体を基本選出とし、残りはこの3体で処理が難しいポケモンの対策をすることとした。

上記3体で対処が難しいポケモンとして

①初手に来る炎タイプ(特にイーユイとヒードラン

②電磁波撒き散らすカイリューサーフゴー

③ドヒドディンルーなどの受け構築

④初手水(妖)テラスディンルー

なので、①と②を牽制できる、かつ選出したときに強く出れるチョッキランドロスを採用。(当初はディンルーだったが、ランドロスの方が圧力があると感じたため最終日の17時に変更)③の対策として草テラスの身代わり悪巧み持ちのイーユイを採用。最後は④の対策と言いたいところだが、上記の5体で一貫するドラゴンと飛行を切り、キョジオーン構築にも出せて、なんやかんや電磁波撒いてサポートできる隠密マントサーフゴーを採用した。④妖ディンルーに関しては、パオで怯ませることで対策(1回怯ませれば、裏のフェイタル圏内なので魂込めてた笑)とし、水テラスディンルーは構築全体で重いので切った。

 

〈コンセプト〉

・水ウーラオスを誘殺する

・想定外の型でイージーウィンを狙う。

・高い素早さからの上振れを狙う。

 

〈個体紹介〉※採用順に紹介

オオニューラ@レッドカード

性格:意地っ張り

テラスタイプ:霊

187(252)-182(124+)-95(116)-×-102(12)-112(4)

※前期52位のしざよさんの個体を参考

hassamuchuu.hatenablog.com

HB:A200パンチグローブ水ラオスの水流連打確定耐え

   A189パオジアンの氷柱落としが~80.7%

   A204カイリュー地震が乱数18.7%

   A無振りディンルーの地震確定耐え

HD:C205拘り眼鏡ハバタクカミのムーンフォース≒C176拘り眼鏡テツのツツミのハイドロポンプを約88%で耐え

A:できるだけ高く

S:余り

 

本構築の組み始め。調整はしざよさんの個体と同じだが、役割を変えて運用した。

耐久にガッツリ振ることで、ほとんどの攻撃を耐えてレッドカードで相手を流すことができる。具体的にはカミの1瞑想ムンフォ、ツツミのドロポンなど。

前述の通り安易な先制技に対しても、素早さを上げながら「先制技受ける→レッドカード発動→裏のポケモンの削り+フェイタルチャンス」で咎めことができる。

このパターンが多かったのは初手パオジアン、ウーラオス対面でパオジアンがギリギリ対面負けたとき。

「パオがウーラオスを8割-9割削って対面負ける→オオニューラ投げる→相手は襷等をケアしてアクアジェット→レッドカード発動→相手の裏の襷パオジアン(もしくはブーエナカミが多かった)にフェイタルクロー→軽技発生しているのでそのまま対面突破」

といった相手からしたら、余計被害が大きい状態となる。(最速ブーエナカミならSは負けているが、アクアジェットムーンフォースは確定で耐えるため大丈夫)体力が少ししかない水ウーラオスに関しては後述のツツミで縛れているので問題なし。

おまけだが害悪系に対してもレッドカードが偉かった。毒テラスキョジオーンに身代わりされても、「毒ビシ撒く→塩漬け→レッドカード発動し身代わりごと強制交代→裏のイーユイ等に毒ビシが入る」だったり、時々いるアラブルタケに対しても後投げしてあえて胞子を受け、身代わりされた後の草分けで流したりと、大活躍だった。

試合展開等で3番目に出したり、初手のパオジアンで二体倒して相手のポケモンが一体しかいない場合は、アイテムと特性の恩恵を得られないので注意が必要だが、相手の攻撃は1回は大体耐えるので、フェイタルの運も合わせて何とか乗り切っていた。

(選出率2位)

 

テツのツツミ@ブーストエナジー

性格:臆病

テラスタイプ:霊

131-×-134-176(252)-81(4)-206(252+)

 

D:カミのムーンフォースの乱数意識

S:ミラーで負けたくないので最速(でも同速対決8割負けた)

 

よくいる普通のツツミ。ただこのツツミが間違いなく最強。

パオの氷柱、ウーラオスドレインパンチなどでこちらのポケモンが倒された時はノータイムでツツミを出して、ノータイムで身代わり押してた。ある程度上手い人となると、ツツミの(霊テラ)アンコールをケアした立ち回りをしてくれるため、身代わりを残しながら、裏のポケモンと対峙できそのまま全抜きできた試合も結構あった。

苦手なカミに対しても前述の毒ビシで毒ダメ4回+ハイドロポンプで大体落とせる。

最強カイリューに対してもマルチスケイルが削れていれば、霊テラスがあることで対面勝てる。(オオニューラで削っている想定)

最終日のハイドロポンプの命中率は60%くらいで落とした試合も3戦ほどあったが、

最後の試合、R2000がかかっている試合で当ててくれたから許す。でも同速対決負けすぎだからもう少し自覚を持ってほしい。

(選出率1位)

 

パオジアン@ゴツゴツメット

性格:意地っ張り

テラスタイプ:炎

171(124)-172(132+)-116(124)-×-87(12)-170(116)

※シングル厨優勝のmomoさんの個体を参考

note.com

HB:A200水ラオスの水テラス水流連打確定耐え

HD:A172パオジアンの聖剣+C187ハバタクカミのシャドーボールが93.75%で耐え

A:大体のハバタクカミが炎テラバースト+氷の礫で確定で落とせる

S:最速ガブリアス抜き

 

最高の初手要因。初手のディンルー、ウーラオス、ハバタクカミ、パオジアンのどれにも出し負けせず、何かしら仕事ができる夢のポケモン。(水テラスディンルーだけは無理)

この構築自体、一見水ウーラオスの通りが凄まじいため、相手のパーティに水ウーラオスがいる時はかなりの確率で初手に出てきてくれた。また、相手視点「水ウーラオスが重い構築+初手パオジアン」ということもあって無理矢理テラバーストで処理してくると深読みし、毒テラスを切ってくれることもあったが、そこにもサイコファングが刺さりしっかりと削りを入れてくれた。相手が格闘技を押したらそこで試合終了だが、裏にランドロスとサーフゴーがいるし妖テラスの可能性もあるため、安定択をとってくれると相手を信じた。結果的に格闘技を打たれたのは相手が襷の時で2回(相打ち)とパンチグローブ持ちで毒テラスを切ってドレインパンチの1回だけだったため、とった行動としては正しかったと思う。

相手の最速襷パオに関しては、炎テラスを切ってゴツメ+炎テラバーストで対面突破。

ハバタクカミに関しては、炎テラスを切って氷柱押して突破。(炎テラバーストのほうが安定だが、スカーフや眼鏡カミをギリギリ落とせないことがあったため、安定感はないが氷柱落としを選択していた。)

ディンルーに関しては、耐久に振っているため特化でも妖テラバーストは耐える。(地震なら2耐えする)2回氷柱怯みチャンスはあるため、1回怯ませて3回目も当てれば裏のフェイタル圏内なので仕事としては十分。

また、ランドハッサムのようなサイクルは氷と炎の範囲でイージーウィンを何度も築いた。スカーフランドロスを氷の礫+ゴツメダメージで飛ばしたり、有利対面と思って出てくるハッサムを炎テラバーストで飛ばしたり。

ついでにサイコファングで壁も破壊できるから壁構築にも強い。

再戦には弱いが、初見殺し性能と初手の安定感はピカイチでした。

(選出率3位)

 

イーユイ@オボンの実

性格:控えめ

テラスタイプ:草

191(68)-×-118(140)-190(140+)-132(4)-112(156)

※流用個体のため詳しい調整は忘れました。

HB:A204鉢巻カイリューのノーマルテラス神速を最高乱数切り耐え

C:できるだけ高く

S:準速セグレイブ抜き(絶対調整変えた方が良かった)

 

崩し枠。イーユイといえば拘り系のイメージが強く、相手もそれを意識した立ち回りをしてくれることが多かったため、何かと動かしやすいポケモンだった。一度悪巧みを積んでしまえば、たとえ耐久の鬼ディンルーでもオーバーヒートで倒してしまうほどで、さすがイーユイ様でした。今まで受けループは対戦するのが本当に嫌いだったが、イーユイのおかげで7-8割ほどの勝率を保つことができ、構築のピースとしては欠かせない存在だった。最終日も3タテショーを2度披露してくれたし、R2000を達成できたのは間違いなくこのポケモンがいたから。ありがとうイーユイ!

(選出率4位)

 

ランドロス@突撃チョッキ

性格:意地っ張り

テラスタイプ:鋼

191(212)-187(36+)-111(4)-×-132(252)-112(4)

※前期29位のkevinさんの個体を参考

blog.naver.com

 

H:16n-1

A:11n

D:極振り

S:-1で最速100族抜き

 

補完枠1

軸のパオニューラツツミが弱いイーユイ、ドラン、サーフゴーあたりに強く出れる枠として採用した。最終日に採用したため選出機会はあまりなかったが、最終日70位と当たった試合では、カミのムーンフォースが3割ほどしか入らず、対特殊では無類の強さだった。テラバーストはやカミに強く出れる鋼としたが、チョッキとわかった瞬間にHBカイリューに後出しされたため、それを咎める氷テラバーストでもよいと感じた。地面と電気の一環も切り、対物理には威嚇があるため何かと器用なポケモンだった。

(選出率5位)

 

サーフゴー@隠密マント

性格:図太い

テラスタイプ:飛行

191(228)-×-161(252+)-154(4)-112(4)-107(20)

 

H:16n-1

HB:できるだけ硬く

S: S105カイリュー抜き抜き

 

補完枠2

ドラゴンと飛行の一貫を切るためと、キョジオーン構築に余裕を持って選出できるために採用した。キョジオーンが出てこなくても仕事ができるように電磁波祟り目型で採用。隠密マントと分かった瞬間に裏のポケモンに引くのでそこに電磁波が刺さった。

ただ正直この枠は正解がよく分からず、ディンルーラッシャに強めの水ロトムとコロコロ入れ替えながら最終日は戦っていた。ただパオの氷柱+不意打ちを耐え、返しのゴールドラッシュで倒したり、受けループに数的有利をとった後、この構築唯一の再生技でTODしたりと出した試合は活躍してくれたため、選択は悪くなかったのかなとは思う。

(選出率6位)

 

〈選出パターン〉

基本選出:パオジアン+オオニューラ+テツノツツミ

初手パオが厳しそうな時:ランドロスorオオニューラ+テツノツツミ+@1

対受け:イーユイ+サーフゴー+@1(オオニューラかツツミが多かった)

 

〈きついポケモン・並び〉

・初手テラス前提のディンルー

→水は無理、妖は一度怯ませれば大丈夫、その他は何とかなる。

・初手カミからのラスト竜舞カイリュー

→カミ対面でパオが炎テラスを切ってしまうので、裏のオオニューラとツツミが神速で縛られてしまう。ツツミでテラスを切らせてオオニューラのインファイトで縛るしかない。

・電磁波系

ランドロス、サーフゴーで威圧はするものの、基本選出が状態異常に弱めのため、電磁波動けなくなると本当に困る。ただ、パオジアンとオオニューラ以外は電磁波耐性はあるため、他のポケモンを選出していれば勝てることも多い。

・ディンルー+ヘイラッシャ

→毎回初手何投げるか迷っていた。水ロトムがいた時は初手出ししていたが、現構築では安定した初手がいない。

 

〈おわりに〉

ポケモン対戦を初めて9ヶ月。目標だったR2000を達成でき、本当に本当に嬉しいです!まだまだ強者の入り口にすぎないので、これからも努力して次は最終2桁を取りたいと思います!拙い文章だとは思いますが、最後まで読んでくださりありがとうございました!